ペンション、とほ宿、ユース、ゲストハウス、ライハ、野宿まで!宿タイプ比較。失敗しない用途に合わせた宿選び

一泊何万の旅館・ホテルから、5,000円~10,000円の良質なペンション、1500円のゲストハウス、果ては500円のライダーハウスまで、ありとあらゆる宿に泊まってきました。

そんな僕が、今日は様々な宿を用途・種類ごとに紹介します。

1 王道「旅館・ホテル」

2 個性と温かみ「ペンション・民宿」

3 旅人の宿「とほ宿・ユースホステル」

4 相部屋上等「ドミトリー・ゲストハウス」

5 混沌「ライダーハウス」

6 モード・エクストリーム「野宿」

1.王道「旅館・ホテル」

↑山形県銀山温泉「能登屋旅館」(2017年3月撮影)

宿の王道、旅館・ホテルです。

どんなに安くても、旅館で15,000円程度、ホテルで10,000円程度はします。

平均的なレベルのところだと、一泊あたり15,000円~20,000円くらいと考えていいでしょう。

しかし高いところは青天井で、一泊30,000円~50,000円でも十分な高級旅館、高級ホテルと言えますが、一泊で10万円を超えるような部屋も沢山あります。

サービスは、もちろん価格に合わせてピンキリといったところですが、基本的には「至れり尽くせり」。

客の全ての面倒を見てくれます。

ちょっと良いところになると、通常のサービスの範囲を超えた客のワガママにも応えてくれることもあります。

食事、部屋、サービスなど、全体的に洗練されているという印象です。

しかし何とも味気ないので、個人的にはあまり好みません。

僕は旅が好きです。

旅館やホテルに泊まると、それは旅ではなく旅行になってしまいます。

2.個性と温かみの宿「ペンション・民宿」

↑長野県車山高原のペンション「Salut!(サリュ)」(2016年5月)

旅館やホテルに類似していますが、こちらの方がこじんまりとしています。

旅館とホテルが「法人の経営」というイメージで、ペンションや民宿は「個人の経営」というイメージがあります。(※あくまでも個人的なイメージです)

規模が小さいので、親族数人や夫婦二人だけで営業しているところも珍しくありません。

だからこそ、ペンションや民宿にはいたるところで、彼ら運営者たちの強いこだわりが感じられることが多い。

そのこだわりが宿ごとの個性となって表れるので、ホテルのような画一的な感じが無く、いい意味で均質でないです。

また、これらの経営者・運営者は「自分で宿を営みたい!」という志を持ってやっている人がほとんどです。

規模が小さいからこそ、その理想を(バイトや社員に任せることなく)自分の手だけで実現しています。

それゆえ細かなところまで気配りがあり、サービスでは(場合によっては料理でも)旅館やホテルの上を往くこともしばしばあります。

なによりも、旅館やホテルでは得られない「温かさ」があるのです。

価格は一泊10,000円を超えることは珍しいです。

平均的には、一泊二食で7,000円~9,000円くらい。

まれに5,000円~くらいのところもあるかもしれません。

いくらかお金に余裕のある人には、強くおススメします。

宿の人とコミュニケーションをとることで、あなたの旅はより良いものとなります。

3.旅人による旅人のための「とほ宿・ユースホステル」

↑北海道サロベツのとほ宿「あしたの城(ジョー)」(2016年9月)

ペンションや民宿と類似しますが、明らかな違いがあります。

とほ宿もユースホステルも、「旅人のための宿である」と銘打っていることです。

これらは「とほ宿」や「ユースホステル」という同業者組合に所属している宿の総称であり、また、その組合そのものを指す言葉でもあります。

とほ宿は北海道をメインとして(本州や沖縄にも数軒ある)全国に56軒。(2017年6月22日現在)

ユースホステルは世界の80の国に、約3800存在します。(2017年6月22日現在)

とほ宿とユースホステルを比べると、ユースホステルの方がいささか過去のモノ感があるというか、とほ宿の方がナウいという印象です。

客層もそれに合わせてか、ユースホステルはシニアの客が多く、若い人にはなかなか出会えません。(個人的な感想です)

一方のとほ宿は、若い人も多く泊まっています。

どちらも「旅人のための宿を出来る限りに低価格で提供する」というコンセプトがあるため、ユースホステルのほとんどは7,000円以下、5,000円~6,000円前後。

とほ宿に至っては、5,000円前後の価格が相場となっています。

もちろんどちらも一泊二食付きでの価格です。

ペンションや民宿と異なる点として、ドミトリータイプや相部屋の宿が多いことが挙げられます。

知らない人と一緒の部屋で寝ることになりますが、それこそが旅の最大の楽しみでもあります。

また、とほ宿は経営者が皆「元旅人」もしくは「現役旅人」であることも魅力です。

「旅人」になりたい人は、是非ともとほ宿に泊まってみてください。(僕はとほ宿推しです)

4.みんなで泊まろう「ドミトリー・ゲストハウス」

↑鹿児島県奄美大島瀬戸内町のゲストハウス「昭和荘」(2017年2月)

おススメの宿タイプです。

人と人の距離が近いのが最大の特徴です。

相部屋が基本で、むしろ相部屋を目的にして泊まりに行くような節があります。

旅人だけでなく宿の運営者たちとも距離が無く、お互い気軽に話しかけて、どうかすると食事に誘って一緒にご飯を食べに行ったり、「連れて行ってあげる!」と言われ一緒に温泉に行ったり。

そんな、旅人同士のつながり、旅人とその土地の人とのつながりが生まれる宿です。

お金を出せば食事を提供してくれるところもあるかもしれませんが、基本的には素泊まりオンリーです。

しかし、人情に溢れるのがゲストハウス。

何か作って欲しい!と頼んで、その土地で採れた山菜や、狩猟された動物のジビエなど、いろいろ出してもらったこともあります。

価格は安価です。

一泊素泊まりで5,000円を超えるようなゲストハウス、ドミトリーは見たことがありません。

どんなに高くても4,000円、安いところだと1,500円というところもありました。

平均的には2,000円~3,000円くらいが相場です。

これに泊まることを楽しめるようになれば、あなたも晴れて一人前の「旅人」です。

5.あーもうめちゃくちゃだよ「ライダーハウス」

↑北海道美瑛町のライダーハウス「蜂の宿」(2017年9月)

ライダー(バイク旅人)やチャリダー(自転車旅人)向けの宿。

ライダーハウスは他の種類の宿に比べると、また一段とクセのある宿タイプです。

価格はまさに破格と言うにふさわしく、高くても1,000円やそこらでしょう。

700円800円程度で泊まれるところが多いかと思います。

安いところでは一泊500円や宿泊無料、なんてところもあります。

この手の宿では「ボロさは勲章」です。

設備や居心地はピンキリで、ネットで調べて評判の良さそうなところを選ぶのが良いと思われます。

場所によってはとても居心地が良く、旅の途中でそんな宿に入り浸ってしまうことを我々の世界では「沈没」と言います。

そして、数あるライダーハウスの中でもとびぬけた魔力を持つ「日本3大沈没宿」なるものが広く知られているのです。

「ライダー」ハウスとは言いますが、もちろん旅人であれば大抵は誰でも宿泊可能です。

ライダーハウスにはそれぞれ独自の取り決め、ルールのあるところが多いので、宿泊の際には事前にそれを調べ、ルールを守って楽しく過ごしましょう。

6.地球が宿だ!「野宿」

↑茨城の海(多分2016年のいつか)

これが出来れば怖いものなし。

旅は次なる段階へと進みます。

交通費と並んで旅における二大出費のひとつ、宿泊費が0円となります。

慣れている人だと、下手なライダーハウスに泊まるよりかは自分でテントを張って野宿した方が居心地が良い、とさえ言うことも。

旅人の中には宿泊は野宿、移動はヒッチハイクや徒歩のみ、もしくは自転車のみで旅をしているような人さえいます。

彼らは交通費、宿泊費の二大出費を揃って0円にしているのです。

旅の、ひとつの究極の形です。

最強の旅人を目指すなら、野宿にチャレンジするのもアリです。

野宿に挑戦する人はくれぐれも野生動物等には気を付けてください。(特に夏の北海道では)

以上です。

(ページ最上のアイキャッチはハワイ州オアフ島ホノルルのホテル「シェラトンワイキキ」(2017年8月))

後半で紹介した宿には初めは抵抗を感じるかもしれませんが、人間は成長する生き物なので問題ありません。

そのうち慣れます。

是非とも野宿まで達したいものです。

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