逃げない人は死ぬ。現代社会の必須能力「逃げる」は恥じゃないし役に立つ

逃げるのは悪いことではなく、まして恥でも何でもない。

日本人は他者を非難する際、逃げや甘えという言葉を好んで使うが、これは実に悪い習慣である。

しかしこれらの言葉に影響を受けやすいのもまた、日本人の運命である。

「逃げるな」「甘えるな」には悪意がある

逃げには、必ずしも負のイメージが付いてまわる。

日本人は昔から、逃げを嫌う。

逃げや甘えという言葉は確かに、自分を追い込むためには最適の言葉である。

時にはこれらの言葉を使って、自分に厳しくする必要がある。

目標に向かって努力している途中で、挫けそうになった時などがそうだ。

しかしこの言葉、他人に使い始めた瞬間から、意味が変わる。

人に何かを我慢させたい時にこの言葉を使えば、絶大な効果が得られる。

人が何かを諦めようとしている時、やめようとしている時に「それは甘え」「逃げるな」と言えば、引き留めることが出来る。

その人のプライドに刃を突き付けているからである。

言われた方としては、もしその言葉を振り切ってやめてしまえば、プライドが大いに傷付くのである。

「逃げ」や「甘え」という言葉は、相手のプライドを質に取って我慢させる、という悪用が出来る。

そもそも「逃げ」でも「甘え」でもない

仕事で甘えだとか逃げだとか言われることがあるらしい。

それは嘘だから気にしなくてよいのだが、そこに大きな問題がある。

たとえそれが本当には甘えではなかったとしても、言われた側は自分が甘えているような気がしてしまうことだ。

人に対して「逃げ」「甘え」と言う人間は、必ずしも何らかの悪意を持っている。

会社で上司が言う場合には、部下の責任感を利用しているのは間違いない。

「逃げるな」の一言で留まってくれるような便利な人間を、いつまでも自分の手元に置いて使い回したいのだ。

ろくなマネジメントもせずに他人の責任感を利用しているのだ、奴隷を逃がさないために。(「この程度頑張れなければ何も出来ない」教育のための激励と奴隷を逃がさないための脅し

「やめたい」の一言を絞り出すまでには、多くの人は長く耐え続けているものだ。

まるで修行僧のようである。

そんな人間たちが甘えているはずがない。

それに、何よりの問題は、嫌になるような環境を変えられないマネージャーにあるのだ。(会社を辞めたい人が仕事をバックレても全然OKな理由。バックレは労働者の権利なのであった

逃げることは能力

逃げることは重要な能力の一つである。

逃げない人間は、既に今まで散々利用されている。

無能なマネージャーは誰かを失いそうな時、「逃げ」「甘え」という言葉をフル活用して首輪をつける。

それで多くの人間を使い倒すことが出来る。

それに対する唯一の攻撃は、遠慮無く逃げることである。

それは悪い逃げではない。

むしろ脱出、解放に近い。

逃げられると、マネージャーは困るだろう。

だがその程度の反撃は当然である。

今まで部下たちを困らせてきた報いを受けるだけだ。

そして、逃げるという決断を下せない人間は不幸なことだが、身を亡ぼすだけである。

今この国で生き延びるためには、逃げるは必須の能力なのだ。

会社はバックレてでも辞めていい。辞めなければならない。

残業は絶対に無くならず、給料は決して上がらない。これが会社の仕組だ

スポンサーリンク







スポンサーリンク