【慎重な人の長所と短所】考えることは大切だが悩むことに意味はない。考えると悩むの違い

考えることと悩むことは、似ているようでまるで違う。

ちょっと前にベストセラーとなった「イシューからはじめよ」と云う書籍では、その決定的な違いが指摘された。

「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること

「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること

全ての人においてこれが当てはまるとは限らないが、「悩むこと」の「何も生み出さない」という特徴をよく捉えている言葉だ。

そう、考えることは生産的で有意義な活動だが、悩むことは無意味な浪費行動なのである。

慎重な人間の長短はまさにこの一点にある。

慎重な人は何事にも思慮深いという長所を持つが、大抵、頻繁に悩むという短所を併せ持つ。

思慮深さは才能である

考えることは素晴らしい能力である。

無知で、バカで、非常識な方が上手くいく。型にはまらない人間になるということの中で、考える力を高めることについて触れた。

知識をやたらと詰め込むより、考えて新しいものを生み出す能力が大切だ、という内容である。(極端な要約であるが)

考える力は努力で身に付けることは出来るが、生まれついて思慮深いのは稀有な才能だ。

それが慎重な人間の長所である。

であれば、考える力をさらに磨くべきだ。

考える練習をし、より効率的に新たな発想を生み出す方法を学ぶとよい。

なお、思考力・知的生産能力を伸ばすための教材は、先に述べた「イシューからはじめよ」もしくは「思考の整理学」これらの書籍が最も相応しい、と推薦しておく。(両方読むのが最善ではあるが)

短所「優柔不断・悩む」

慎重な人間の特筆すべき短所は、優柔不断であり、悩む時間が多いことである。

これは知的生産を妨げる大いに迷惑な短所となる。

思慮深いという長所を潰してしまうのだ。

思慮深くなることで決断・行動の質を上げることが出来る一方、悩むことで、一つの決断・行動までの時間がかかる。

結果として、慎重な人は、長時間かけて一つの質の高いものを生み出す、ということになる。

これでは、慎重とは真逆の大胆な人たちが、短時間で複数の荒削りのものを生み出すのには対抗できない。(少なくとも、決定的な勝負をつけることは出来ない)

そこで慎重な人間には「悩む時間をいかに減らし、効率よく決断し行動に移すか」という課題が持ち上がる。

この解決のためには、「考える」と「悩む」の違いを自分の中で明らかにするのが最善の策である。

考えている状態は以下のようなものだ。

・決断するために必要な情報の収集を行っている

・集めた情報の整理を行っている

・整理した情報を参照し、現状に当てはめている

対して、悩んでいる時は以下である。

・情報の整理をしていない

・そもそも情報が無い

・どうしよう、と思うばかりで何もしていない

・それらしい結論に達したのに、踏ん切りがつかない

慎重な人間に最もよく見られるのは、「踏ん切りがつかない」という状態だ。

これをまさしく優柔不断と呼ぶ。

もちろん世の中は、結論が出た時に、それをすぐに決断して行動に移せる人ばかりいるわけではない。

それが出来るのは大胆と呼ばれる人たちの特権でもある。

しかし、もし慎重な人間が変化を望むのであれば、大胆な人の特権だのと言っている場合ではない。

今すぐ、決断せねばならぬ。

人間は日頃の小さな積み重ねで、全てが決まる。

であれば、今日より以降は二度と、ファミレスのメニューで迷ってはいられない。

間違っても、人が決めたものに便乗して「私も同じの」などとやってはいけない。

母に夕食の献立を相談された時、「何でもいい」とは口が裂けても言わぬことだ。

ハマチでもチマキでもハチマキでも何でもいいから、とにかく答えよ。

自分で決める癖をつけるのだ。

そんなこと、下らない、と思うなら一生今のままでいればいい。

こんな下らない小さなことから人は変わる、ということを理解せねばならない。

かく言う筆者もすこぶる慎重派だったから、大胆な行動を起こせるようになるまで随分と時間がかかったし、何よりも精神をすり減らした。

というのも、思いついたことを片っ端から実行していく、などと云う無茶な期間を設けて、決断と実行に強制的に心身を慣れさせたからである。

そのために駅前まで出向いて、大道芸さえやらねばならなかった。

まあ、そのような荒療治ではあったが、効果のほどは言うまでもない。

生まれて初めてバイクに興味を持ってから、一週間後には教習所にいたし、「日本一周しようかな」と思った一ヶ月後には日本一周の旅に出ることも出来た。

慎重な人間が一気に変わろうと思ったら、それほどの衝撃が必要になる、という一例である。

まとめ。

慎重な人は、思慮深いという最高の長所を持っているのだから、それを活かさない手は無い。

考えることと悩むことの違いを明確にせよ。

自分がいま考えているのか、それとも悩んでいるのか、常に意識することで悩む時間を排除できる。

思慮深さを活かしつつ決断力を身に付けて、繊細且つ大胆な人間になるのだ。

これが、慎重な人が目指し、進むべき道の一つである。

煽り抜きでヤバいと思った日本一周者。2018年版「頭おかしかった旅人」大賞

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