紅茶の作法は片手がマナー!ティーポット・カップの正しく美しい扱い方

ティーポットの蓋を、急須のように空き手で押さえるのはNG!という作法を知っている人は少ないと思います。

知っていたら、そこそこの紅茶通かもしれません。

マナーとか作法みたいなことを書くにあたって、最初に言っておきたい最も重要なことがあります。

マナーも作法も決して絶対のモノではなく、むしろ昔の名残のような部分が大きいので、あくまでも「知っている程度」で構わないということです。

それを必ず守るべきとか、まして人に守らせねばならないなどと考えないでください。

本当のマナーとは「人に不快な思いをさせない」というところにありますので、以下にまとめることも知識の一つ、単なる蘊蓄としてお楽しみください。

それでは今回は茶器の扱いについてです、どうぞ。

紅茶の作法・正しい茶器の扱い方

日本では両手で扱うのがとても丁寧な印象を与え、何についても「両手で丁寧に」が良いと考えられています。

たしかに急須を両手で丁寧に扱う姿には、日本らしい美しさがあります。

しかし紅茶の茶器の扱いは、片手で行うのが基本です。

ふたを空き手で抑えねば、ポットから落ちてしまうのでは?と思う方もいるでしょう。

たしかに急須はそうですね。

しかし紅茶用ティーポットは違います。

紅茶専用の本物のティーポットは、あくまでも片手で扱うことを想定しているため、抑えなくてもふたが落ちないような作りになっているのです。

僕の愛用のブルーオニオンのポットでは、ふたの内側に小さな突起があり、それが引っかかって落ちないように出来ています。

物によっては、ふたをはめてから回転させることによって完全にポットに固定できるものもあります。

↓マイセンという陶磁器の最高級ブランドで、値段が桁違いなので参考程度に見てください。

正しいティーカップの扱いと美しい持ち方

ティーカップの持ち方も、片手で持つのが基本です。

意外かもしれませんが、ティーカップに空き手を添えるのはNGです。

70℃前後で飲むのがちょうど良いとされるコーヒーとは違い、紅茶は沸騰寸前の熱湯で淹れて、出来る限り冷めないうちにアツアツで飲むのが理想です。

つまり理想的な温度を保っている紅茶が入ったカップは非常に熱くなっていて、本来ならば手を添えられないんです。

そこへ敢えて手を添えるということは、「この紅茶ぬるくないですか?」という意思表示と取られることもあるわけです。(今ではそんなことはほぼないと思います。少なくとも現代日本なら、そう取られることはまずあり得ません。)

現代日本でこんなことを気にする必要はありませんが、知識だけ持っておいてもいいかもしれません。

綺麗に見える、カップの持ち方

ティーカップの取っ手を見てみると、コーヒー用のカップに比べて取っ手の穴が狭いですよね。

コーヒーではその穴に堂々と指を通してカップを持てばいいんですが、ティーカップを見栄えよく持つにはコツがあります。

ここでは2つ紹介します。

共通することは「取っ手をつまむ」ということです。

1.指を揃えて伸ばす

親指・人差し指・中指でホールドして、薬指と小指は添えるだけ。

指先で支えているため、紅茶を注ぎ過ぎるとカップが重くなってホールドしづらくなるので注意。

綺麗に見える。

2.ダージリンホールド

ガールズ&パンツァーのダー様がこの持ち方をする。

勝手に名付けた。

親指と人差し指だけで持っているが、そんなに力を入れなくてもカップが持てる。

見栄えも悪くない。

ところでGuP劇中でダージリンが両手で紅茶を飲むシーンが目撃出来ますが、ダージリンはイギリスかぶれのくせにこの作法を知らなかったのだろうか?

それとも「この紅茶冷めてるぞ」と紅茶を淹れた後輩たちに無言の圧力をかけていた可能性が微粒子レベルで存在している…?

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