紅茶の種類まとめ&圧倒的に詳しい解説【専門家が教える】

皆さんごきげんよう。

今日は紅茶の種類についてめちゃくちゃ詳しく解説します。

皆さんご存知の有名どころから超マイナーまで幅広く紹介しますので覚悟してください!

(↑アイキャッチ画像は北海道旭川の「ライフラプサン」)

[目次]
インドの紅茶

  • 紅茶のシャンパン「ダージリン」
  • 生産量世界一「アッサム」
  • 紅茶大国の隠し玉「ニルギリ」
  • どこにでもあるのにどこにもない「ドアーズ」
  • 希少価値の塊「シッキム」

中国の紅茶

  • 中国の銘茶・東洋の香り「キーマン」

スリランカの紅茶

  • スリランカ銘茶「ウバ」
  • 香り立つ高地生まれ「ヌワラエリア」
  • ディンブラ
  • ディコヤ
  • セイロンティーの元祖「キャンディ」
  • ルフナ

アフリカの紅茶

  • ケニア(ルクリリ)

フレーバーティー

  • ド定番「アールグレイ」
  • スモーキーフレーバー「ラプサンスーチョン」

ブレンドティー

  • 万国共通「イングリッシュブレックファスト」

基本の紅茶まとめ

インドの紅茶

インドは世界一の紅茶生産国で、全世界の紅茶の半分以上はインド産のものです。

そんな紅茶大国の二大紅茶は、お馴染み「ダージリン」と「アッサム」です。

・ダージリン

3大銘茶の一つであり、紅茶のシャンパンと称されるのがダージリンです。

ダージリンは、本来なら紅茶生産には向いていないはずの中国種の葉から作られています。

にもかかわらず、日中と夜間の気温差が激しいヒマラヤの山岳地帯での栽培によって他に類を見ない独特の香りを持ち、今日「最もオーソドックスな紅茶」の座を手に入れました。

「ダージリン」という名はインドの西ベンガル州の北端、ヒマラヤ山岳地帯の標高2300mにある町の名前で、インドの有名な避暑地であるとともに国境が近いことから交易の町としても知られています。

ダージリンの茶園は標高300m~2200mの山の斜面に存在し、日中の強い日差しと夜間の冷え込みによって生み出される霧にさらされて育ちます。

この環境が、ダージリン特有の香りを生み出しています。

茶摘みは4月~11月の間で行われ、特に5月~6月頃の二番摘みがマスカットフレーバーを有した「セカンドフラッシュ」として最高級品の扱いです。

ダージリンのシーズンなどについて詳しく書こうとしたら別記事一本書けるくらい文章量が増えるので、ダージリンの詳細については後日特集を組みます。

・アッサム

生産量世界一の紅茶が、アッサムです。

データによれば世界の紅茶の半分以上がインドの紅茶であり、また、インド産紅茶のうち3分の2がこのアッサムなので、その生産量は圧倒的です。

「アッサム」という名はダージリンの東に位置する州の名前で、インドの中でも最も紅茶栽培に適した地として広大な平野に茶園が広がります。

紅茶としては、チップを多く含み水色は深い紅、濃厚で強い渋みとコクがあり、香りは強くありませんが花のような香りと言われます。

香りが目立たない割に味がよく出るので他の紅茶と合わせやすく、ブレンドティーには頻繫に使われています。

データによると最近ではCTC製法が多く、全体の80%を占めています。

・ニルギリ

知ってると通な感じがする、マイナー紅茶です。

南インドの丘陵地帯で生産されています。

初めは1835年に試験的にこの地で中国種の栽培が開始され、その後生産は難航しつつも中国種でニルギリという紅茶が確立されましたが、アッサム種の方がこの土地での栽培に適していたため現在ではその多くがアッサム種に取って代わられています。

紅茶としてはインドの紅茶よりもセイロンティーに似ており、味にも香りにもあまり個性が無いため有名になり損ね、現在ではある程度の紅茶好きにしか知られないマイナーな銘柄となってしまった多難な紅茶です。

・ドアーズ

紅茶好きなら誰もが一度は口にしたことがあるはずなのに、どこにも売っていない謎多き紅茶です。

産地はダージリンとアッサムの中間ほどの場所で、生産量は多いのですがほとんどが国内で消費、もしくはフレーバーティーやブレンドティーの材料とされてしまうため、皆飲んでいるのに皆知らない紅茶となってしまいました。

味と香りはダージリンともアッサムともとれるような部分があり、個性的とは言えません。

茶葉は市場に全く出回らないしそもそも名前自体が表に出ないので、ほとんど知られる機会がありません。

紅茶通を気取るなら、ドヤ顔でドアーズを皆に教えてあげよう。

・シッキム

超マイナーというか、超レア紅茶です。

現在の「シッキム」はインドの州の名前ですが、昔はひとつの王国でした。

場所はダージリンに近く、紅茶としての味と香りもダージリンに似ています。

とにかく生産量が少ないうえにほとんどがインド国内で消費されるため、市場に出回ることはほとんどありません。

知ってたらビックリです。

中国の紅茶

紅茶に限らず全ての茶は、中国の雲南省が発祥の地とされ、その歴史は2000年とも5000年とも言われます。

中国で栽培される茶は基本的に中国種であり、中国種は紅茶よりも緑茶や烏龍茶の製造に向いているため、紅茶の生産量は多くありません。

ちなみに中国の「茶」は大きく分けただけでも緑茶、紅茶、黒茶、白茶、黄茶、青茶と6種類もあります。

中国の紅茶はどれも個性的で、蘭の花や樹の皮、スモーキーフレーバーと言われる香りのものもありますが、紅茶の9割は輸出用で国内需要がほとんどありません。

・キーマン

3大銘茶の一つに数えられます。

「キーマン」とは中国安徽省の市の名前であり、気象条件が紅茶の発酵に適していたため、紅茶が生産されるようになりました。

味は渋く、香りは蘭の花やリンゴに例えられます。

スリランカの紅茶

あまり知られていませんが、紅茶の父と呼ばれる人がいます。

ジェームス・テイラー(スコットランド人)です。

彼が1867年にスリランカのキャンディという町でアッサム種の栽培を成功させたことが、スリランカ紅茶(セイロンティー)の始まりです。

セイロンティーは栽培される標高により味が大きく異なり、~600mを「Low Grown」、~1200mを「Medium Grown」、~1800mを「High Grown」と区別します。

基本的には標高が低い方が個性が出にくく紅茶としては低級品扱いで、標高が高いほど独特の香りを持ち、有名になります。

・ウバ

3大銘茶の一つで、ハイグロウン(High Grown)・ティーです。

南東の山岳地帯で栽培されます。

季節風の影響を受けた8月~9月頃に生産されたものは特に品質が高く、メンソール系の華やかな香りを持ち、最高級品として高値で取引されます。

渋みは強いです。

BOPがメインとなります。

・ヌワラエリア

標高1800mの高地で栽培され、昼夜の温度差の影響を受けて独特の香りを有します。

渋みが強く、緑っぽい香りを持ちます。

北東モンスーンの影響を受けた1月~2月摘みのものが最も高い評価を受けます。

・ディンブラ

高地で栽培される割にタンニンが少なく、マイルドな味です。

ヌワラエリアと同じく、1月~2月のものが良質です。

・ディコヤ

栽培地がディンブラに近く、味も香りもディンブラに似ています。

ディンブラの方が有名なためか、ディコヤはあまり見かけないレアな紅茶です。

・キャンディ

スリランカの古都キャンディを中心に、中地で栽培されます。

味や香りに強い個性が無く、ブレンドに適しています。

クリームダウンを起こしにくいのでアイスティーに向いています。

・ルフナ

低地で栽培されます。(低地と言っても標高400m~500mはありますが)

コクがあり、香りはいささかスモーキーです。

ミルクティーに向いています。

なぜか中東で人気。

アフリカの紅茶

1900年代に入ってからケニアで紅茶栽培が成功し、ケニアは世界的な紅茶生産地となりました。

現在ではウガンダ、タンザニア、マラウィ、モザンビークまで茶園が拡大しています。

・ケニア

紅茶の一大産地で、標高2000mの高原で栽培されています。

ケニア産紅茶のほとんどはCTCで、味も香りも個性がありませんがブレンドティーには欠かせない存在です。(多くのブレンドティーに使用されています)

ケニア紅茶は生産量では1位のインド、2位のスリランカに次いで3位ですが、輸出量は1位のスリランカに迫る勢いで2位となり、ケニアは紅茶の輸出大国であると言えます。

ルクリリというのはケニアの製茶工場のひとつです。

フレーバーティー

香油や花弁、燻煙によって香りを付けたものをフレーバーティー(着香茶)と言います。

フレーバーティーの種類はメーカーが作った数だけあるので、超基本的な有名紅茶二つに絞って紹介します。

ローズヒップ?知らない子ですね…

・アールグレイ

フレーバーティーと言えばこれ。

グレイはイギリス人の名で、アールは伯爵という意味です。

最初は中国のキーマンにベルガモットオイルで着工したものでした。

由来は諸説ありますが、グレイ伯爵がいつか飲んだ中国のフレーバーティーを再現させたものと言われています。

今ほどに有名なフレーバーティーになったのは、トワイニングが広めたからです。

・ラプサンスーチョン

中国福建省で栽培されており、松の燻煙で着香されている非常に個性的な紅茶です。

漢字で書くと正山小種で、正山は中国の武夷山のことであり、小種は少ないという意味です。

名前通り武夷山で採れる茶葉は少量しかないらしい。

香りはまさしくスモーキーフレーバー、独特の香りを活かしてスモークサーモンやチーズ、ソーセージなどの料理に合わせましょう。

ブレンドティー

ブレンドティーの種類は無限です。

あなたもオリジナルのブレンドティーを作ることが出来ます。

・イングリッシュブレックファスト

無数にあるブレンドティーの中で、オーソドックスと言えるただ一つのブレンドです。

どのメーカーでもこの名前だけは見ることが出来ます。

基本的にはアッサム、セイロン、ケニアのブレンドで、ミルクティーにして飲むのがおススメです。(もちろんストレートでも美味しい)

僕の一番好きな紅茶でもあり、ウェッジウッドのイングリッシュブレックファストは超おススメです。

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名前通りの朝食に限らず、朝イチからアフタヌーンティーまでいつでも楽しめます。

おわり

基本の紅茶を真面目に紹介しました。

他にもインドネシアのジャワ紅茶とか、最近では日本でも紅茶を作っていたりしますが、伝統的かつ有名どころに絞っての解説でした。

本当は後退したバニラとかローズヒップに付いてったクランベリーも紹介してほしいけどな~。(他力本願)

ちなみに僕が紅茶やってんのはGuPの影響じゃないです。(高校の時からの趣味です)

これだけははっきりと真実を伝えたかった。

ちなみに一番好きな紅茶はイングリッシュブレックファストですけど聖グロだったらダージリンですかね。

当たり前だよなぁ?

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