【上級者向け】紅茶道具の選び方

以前初級者向け中級者向けとしてそれぞれ紅茶道具の選び方をまとめた。

ここでは上級者向けとして、高級品やプロ向けの道具などをまとめる。

なお、基礎的な道具の紹介は省くので、紅茶の必須道具を知りたい人は初級編もしくは中級編を参考にしていただきたい。


高級陶磁器

ティーポット

陶磁器界の不動の帝王「マイセン」のブルーオニオンのポット。

伝統的で格式ある紅茶専用ポットには、手で押さえなくとも蓋が落ちないようにこのような細工が施されている。

これは、「茶道具の扱いは常に片手で行う」という古い紅茶作法の名残であり、高級品の証とも言える。


ティーカップ

ティーカップでも、マイセンは世界最高の座を譲らない。

しかしそんなマイセンを凌ぐ、異次元の高級品も。

ロイヤルコペンハーゲンの「フローラダニカ」シリーズ。

繊細な植物の絵と金彩は100%手描き。

お値段は30万円くらい。


ティースタンド

今やアフタヌーンティーには欠かせない、存在感のあるテーブルウェア。

スコーン、サンドイッチ、ケーキをのせて提供するが、どれを何段目に盛り付けるかでは意見が分かれる。

ブランドは英国のロイヤルアルバート、代表作「オールドカントリーローズ」。


クリーマー&シュガーポット

イタリア最高の陶磁器、リチャード・ジノリのミルクピッチャー。

ジノリの中でもこの「イタリアンフルーツ」シリーズは不朽の名作と呼ばれる。

イギリス伝統の名窯ウェッジウッドの砂糖入れ。

広く知られるのはこの「ワイルドストロベリー」だが、「フロレンティーン」シリーズや「ジャスパーウェア」も是非知ってもらいたい。


プレート

お菓子やスコーン、料理のためのプレート。

日本ではあまり馴染みの無いロイヤルクラウンダービーだが、イギリスではウェッジウッド以上の歴史を持つ超名門。

価格もマイセン並み。

ロイヤルコペンハーゲンの代名詞「ブルーフルーテッド」。

一見すると簡素で地味な印象だが、整然としていながら緻密な細部を持つこのデザインは一枚一枚が職人による手描きで施されており、シンプルな美しさゆえに盛られたケーキ・料理を最大限に引き立てる、質実にして閑雅なる一枚。


貴族の道具「銀器」

純銀製ティーポット

銀食器は富の象徴として、貴族には欠かせない道具だった。

価格はもちろん2桁万円から。

銀は酸化によって黒ずみやすくこまめな手入れが欠かせないが、手入れするのもまた楽しみのひとつ。

銀座のアンティークショップ http://www.antiqueteardrop.com/silver.htm

比較的安価なアンティークシルバーショップもある https://handle-marche.com/SHOP/300331/3280125/list.html


シルバースプーン

「銀の匙を咥えて生まれてきた子供は生涯裕福」というイギリスの言い伝えに基づいて、出産祝いとして贈られることが多い純銀のスプーン。

出産祝い用のものは商品名がバースデースプーンとなっているので、それ以外のものを選ぼう。

ステンレスや洋白(洋銀)製の銀メッキ製品が非常に多いので、純銀と間違えないように注意。(値段の桁が違います)


ティーストレーナー

現代のストレーナーの多くはネットタイプだが、伝統的なものはホールタイプ。

性能はネットの方が優れるが、クラシックな雰囲気を演出するにはホールが向いている。(純銀製は滅多に見られないため、銀メッキ製を紹介する)


その他の紅茶道具

プロ向け:テイスティングカップ

茶葉3g・熱湯150mlで3分蒸らしてボウルに注ぎ、スプーンですくって味を鑑定し、ふたの内側には淹れ終わった茶葉を盛って香りを見る。

ティーテイスターが紅茶の味を確認するために使う道具であり、紅茶を美味しく飲む道具ではないため一般の紅茶愛好者では持つ意味さえ無い。


レアアイテム:陶器のティーブレンダー

画像3枚目にある、紅茶をブレンドするためだけの道具。

恐らく「Lawleys Tea」というブランドの独自の商品。

Lawleys Teaは渋谷にあった日本の紅茶ブランドだったが、2014年前後に閉店している。

今ではメルカリなどで中古のものしか手に入らない激レア紅茶道具。

見つけたら絶対に「買い」。


以上である。

今回は極めて上級者向けのアイテムのみをまとめたため、上記の道具の全てを集めることは難しいだろうし、全て集めよ!という意味でこれらを挙げたわけでもない。

あなただけの最高の逸品を見つける、そのための参考となることを願って書いた。

ここで紹介した物の中に「これだ!」と思ってもらえるものが一つでもあれば、筆者としてはまことに光栄だ。

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