最高品質の紅茶を見つけるために必要な3つのこと

いつも「紅茶は値段なりである」と書く。

これはあながち間違いでない。

紅茶は素材の味がそのまま出るものだから、常に値段なりの味となる。

しかし今回はこれを深く掘り下げて、より良い紅茶選びのためのポイントをまとめていく。

ブランドを過信しない

ある著名なイギリスの紅茶専門家が、以下のような店には気を付けよ、と言った。

・何百種類もの茶葉を扱う店は、茶葉の在庫が捌ききれずに鮮度が落ちたりする

・フレーバーティーやフレーバーコーヒーを多数取り扱っている店では、他の茶葉にまで香りが移ってしまう可能性がある

・保存用の大きな缶に茶葉を入れておいて客に香りを見せたりする店は、容器の蓋を頻繁に開けることで茶葉が空気、光、湿気にさらされて質が落ちることがある

・あらかじめ缶に入ったものなど、密閉されたパッケージの紅茶を選ぶべきである

見る人が見れば気付くであろうが、マリアージュ・フレールの弱点を露骨に指摘している。

マリアージュ・フレールの価格は一級であり、紅茶の質も実際に一級品である。

だが本当に上質の紅茶だけを求める場合、マリアージュ・フレールは適してはいない。

このブランドは一級品を取り扱っているが、上記の通り管理には多少の難点がある。

450~500種類ほど取り揃えているので、やむを得ない。

マリアージュ・フレールは「多種多様の高級フレーバーティーの中から自分に合う一品を見つけ出す」という楽しみが醍醐味のひとつなのである。

マリアージュ・フレールを例に挙げたが、他にも上の指摘に該当するブランドはある。

最高品質の茶葉を求める場合、ブランドを過信すべきではない。

オーガニック紅茶と落とし穴

茶は、育成過程や製造工程の中でストレスを与えることにより、うまみや香りが増すという特徴がある。

オーガニックの紅茶は農薬などを使っていないため、ある程度の虫食いが生じるが、それが茶葉にストレスを与えてうまみや香りが強まるのだ。

加えて、オーガニックの紅茶はより高い安全性をも兼ね備えている。

オーガニック紅茶は理論上、最も美味しい紅茶と言える。

その代わりに、オーガニック紅茶は値段も高くなる。

実はそこに落とし穴がある。

オーガニック認定を受けることでより高く売れるという仕組みを利用して、それほど良質の紅茶でないにも関わらず、オーガニックの農法で製造する農園が現れるのだ。

また、その逆もある。

良質のオーガニック紅茶であるが、値段が高騰してしまうのを危惧して、あえてオーガニック認定を受けない農園も存在する。

オーガニックに関しても、「名」だけで茶葉の優劣を見極めることは出来ないのである。

信頼できる店を見つける

クオリティが高いと言われる有名な農園でも、必ずしも最高の茶葉だけを出荷するわけではなく、時には質が落ちることもある。

紅茶は区画ごとに収穫され、混ぜることなくそれぞれ加工されるため、同じ農園の同じ日、同じ等級であったとしても質に差が出るのだ。

農園の名前やブランド名だけを見て選ぶと、この質の差の影響を受けてしまう。

また、上記の通り、オーガニックだからという理由だけで茶葉を選ぶことも勧められない。

本当の最高品質を求めるならば、優秀な鑑定士が直接紅茶を買い付けているような店を探すのがよい。

このためには大手企業よりも、小さな個人店を見るのがよい。

大ブランドでは紅茶を大量に仕入れて大量に売るため、最高品質の茶葉とそうでない茶葉をブレンドして質を均一にしたりする。

最高品質をそのままに売り出せるのは、多数の店舗を構える有名ブランド店でなく、むしろ少量の茶葉を仕入れて売っている小さい店なのである。

茶葉の育成環境や農園のことなど、ラベルからは読み取れない情報を知っている売り手を見つけることが、最高品質の紅茶を手に入れる方法なのだ。

もしくは、自分が優秀な鑑定士になり、インドやスリランカへ買い付けに行くのがよい方法だ。

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