斬新すぎる!究極の紅茶の淹れ方が新しい

ロンドンに紅茶店を営む新進気鋭の紅茶専門家ティム・ドフェイ氏は、今までとは異なる全く新しい紅茶の淹れ方を提案している。

「究極の紅茶をいれるために」である。

まずはティム・ドフェイ流の基本の淹れ方を紹介する。


・水170ccに対して茶葉を4g使う

まず茶葉の分量から大きな違いがある。

メーカーや地域ごとに差があるとはいえ、通常は150㏄~170㏄あたり2g~3gの茶葉を使うのが伝統的だ。

しかしドフェイ流ではなんと2倍近い茶葉を用いている。

・ポットに湯を注ぎ温めておく。

・新鮮な水を火にかける。日本国内であれば水道水をそのまま使ってよい。水の量は「170cc ×人数」。ティーカップ一杯は一般的に150ccであるが、茶葉4gが15cc程の水を奪うため少し多めに入れる。なお、通常サイズのティーポットを使う場合、最低二杯分から淹れるのが好ましい。

・ポットの湯を捨て、茶葉を先に入れておく。

・熱湯を注ぎ、蓋をして蒸らす。湯は勢いよく注いだ方がより味が出やすいとも言われる。

ドフェイ氏は紅茶の茶葉が少量の水を奪うことにまで言及している。


ここまでは、茶葉の量が多いこと以外は至って普通である。

しかし驚くべきは次だ。

30秒経ったらテイスティングを始めてよい。10秒おきくらいに味わって好みの濃さになったらティーカップに注ぐ。ティーカップもあらかじめ温めておくのが好ましい。なおテイスティングで味わっているのは上層なので、底部はもっと味が濃くなっていることに留意してほしい。紅茶を注ぐ際はティーストレーナーを用い、低い位置から優しく注ぐ。

・テイスティングを繰り返して好みの味になった時点で、ストレーナーを使ってサーブ用のポットに全て注ぎ切り、味を決めてしまってもよい。こうした方が渋みの出過ぎる懸念が無い。また、複数のカップに注ぐ場合には、確実に味を均等にすることができる。

・まだ茶葉の香りがしっかりしている場合には、二煎目を淹れてもよい。

驚くべきことに、紅茶ではタブーとされているはずの二番煎じをも勧めている。

これが基本の淹れ方として紹介されている。

ティム・ドフェイ流とはつまり

多量の茶葉を用いて、ごく短時間で淹れて、可能であれば二煎目も楽しむ、というものであった。


茶葉ごとの淹れ方

またドフェイ氏は、茶葉ごとの完璧な淹れ方として以下のような「温度・抽出時間」の組み合わせを提案している。

それは、これまでの98℃(沸騰直前)の熱湯で淹れるのが最適とする淹れ方とは一線を画すものである。

この通りに淹れることで、それぞれの茶葉の特徴を最大限に活かすことができるというのだ。

なお、水170ccに対して茶葉4gは同上である。


・ダージリン(ファーストフラッシュ)

温度85℃

抽出時間40秒~60秒

 

・ダージリン(セカンドフラッシュ)

温度100℃

抽出時間40秒~60秒

 

・アッサム(リーフタイプ)

温度85℃~90℃

抽出時間40秒~70秒

 

・アッサム(CTC)

温度90℃

抽出時間25秒~50秒

 

・セイロンティー(ハイグロウン)

温度100℃

抽出時間40秒~60秒

 

・セイロンティー(ローグロウン)

温度85℃~90℃

抽出時間40秒~70秒

 

・ニルギリ

温度100℃

抽出時間40秒~60秒

 

・キーマン

温度100℃

抽出時間40秒~60秒

 

・ラプサンスーチョン

温度100℃

抽出時間40秒~60秒


以上が、次世代プロによる新しい紅茶の淹れ方である。

驚くべき点がいくつもあったが、ドフェイ氏はもしかすると日本の緑茶の淹れ方に注目したのかもしれない。(緑茶は低い温度で淹れることで香りを出したり、二煎、三煎と楽しむ習慣がある)

味の好みは人によって異なるため、一概に良い悪いとは言えないが、以上の新しい淹れ方を試してみる価値は十分にありそうだ。

↓伝統を重んじてきた我々にとって良い刺激となるであろう参考文献

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