こだわりの厳選ダージリンと希少な紅茶「サロンドテ・アズ」札幌の紅茶専門店

紅茶専門店「salon de the Azu」。

扉を開けると、柔らかい洋菓子の香りに包まれる。

テーブル数は僅かに3つ、札幌の小さな紅茶店。

まず我々は窓側の明るい席に通された。

僕は紅茶の専門家だが、付き合ってくれた仲間は紅茶に無関心の素人だ。

そんな彼に、ここの店主は丁寧に紅茶の説明を施してくれた。

紅茶に明るくない人にも親切で、優しい店だ。

メニューには「リーフルダージリンハウス」の文字。

「リーフルダージリンハウス」とは東京の紅茶問屋で、多数の銀座高級フレンチなどに良質の茶葉を卸す、老舗の卸売業者だ。

この店は、ダージリンを中心に紅茶を提供している。

ネパール紅茶だ、これを取り扱っているのは珍しい。

取り扱い茶葉の種類は多い。

写真以外にも多くの茶葉がある。

今日の紅茶はキャッスルトン茶園のダージリンセカンドフラッシュDJ-136。

ケーキにはビクトリアケーキを。(メニューに書いてないけど、店主からの薦めで)

ダージリンの華やかな香りと刺激的な渋みは、何物にも代え難い。

店主曰く、菓子はすべてにおいて余計な添加物を使わず、必要最低限の素材で最もシンプルに手作りしているとのこと。

シンプルなガトーこそ最高の美味しさを誇ることは、言うまでもない。

メニューに無くとも、店主オリジナルの「オレンジカードのビクトリアケーキ」を頂けないか、あなたも尋ねるべきだ。

ところで、DJ-1とかDJ-136とかいう数字が気になっただろう。

これは紅茶のロットナンバーだ。

大きな会社の仕入れ販売では、このロットナンバーはおろか、農園の名前さえ表記されないのが普通だ。

複数個所から大量に仕入れてブレンドするから、書けないのだ。

しかしリーフルは仕入れと販売の規模が小さいから、ブレンドもされず、農園やロットナンバーの表記が可能になる。

分かりやすく言えば「低品質なロットナンバーと混ざらず、超良いとこ取りできる」ということ。

それだけに値段は安くない。

特にLC-1やDJ-1などを仕入れていることにも注目したい。

ロットナンバーに1が付くものは、その年の最初に生産・出荷された茶葉を指すが、これは味というより希少価値による値段の高騰だ。

2019年の初物LC-1などは1500円となっている。

これらは、紅茶のボージョレ・ヌーヴォーと考えるのがよい。

基本的に企業のテイスター向けの紅茶で、一般の消費者には手に入れられないものが多い。

必然的に値段は高くなるが、それも一度は味わってみる価値がある。

お菓子メニューの一部。

店の外からも見える位置に並ぶお菓子。

大都会札幌の街中で、静かに美味しい時間を過ごした。

スポンサーリンク







スポンサーリンク