住所不定無職で捕まる?浮浪の罪にご用心

最近いやな法律を見つけた。

浮浪罪である。

Wikipediaによれば

一定の住居または生業なくして諸方に徘徊する者は、30日未満の拘留に処せられる

とのことであるが。

通称「浮浪罪」の正体

浮浪罪とは「警察犯処罰令に規定されていた刑法犯の通称」のことで、一応犯罪に当たる。

現在でも、軽犯罪法の中にこの浮浪罪に相当するものが規定されている。

実際、過去に逮捕者もいる。

ただ、上記の「一定の住居または生業なくして諸方に徘徊する者」という定義は非常に曖昧である。

これは警察からすると、とても都合の良いものだという。

例えば、逮捕したい人物がいるが、正式に適用できる犯罪がない場合「アイツには生業がない」と因縁をつけてその人を逮捕することが出来てしまう。

まさかそんなことが、とは思うのだが、過去にそういった逮捕例が実際にあるから笑えない。

本当には住居も生業もあるのに、逮捕されてしまったのである。

現在でも逮捕者あり

過去には警察による前述のような悪用、濫用があったが、現在では理不尽な逮捕は無い。

以前に起こった理不尽な逮捕例は、昔に規定されていた警察犯処罰令時代(1948年以前)の話である。

ただ、軽犯罪法に引き継がれた現在でも、実は逮捕者がいる。

2012年奈良県にて、浮浪罪適用で現行犯逮捕となった人物がいる。

自動車専用道路に立ち入りが禁じられている自転車で立ち入り、しかもその自転車が盗難車両の疑いがあった、とのこと。

とても怪しいが、現場では逮捕するのに十分な証拠が見つからず、また他に適用できる法も無かったため、浮浪罪を適用しての逮捕となった。

また2007年にも奈良県で、浮浪の罪により逮捕された者がいる。

その人は、後の検査によって違法薬物の乱用が明らかとなり、覚せい剤取締法違反で再逮捕されている。

浮浪の罪にご用心

このような逮捕例を見てみると、どうも本当に怪しい、コイツは他にも何かやってるに違いない、と思わせるような人の逮捕に役立っているようである。

軽犯罪法に引き継がれた現在の浮浪罪は

生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの

に対して拘留刑、もしくは科料刑を科す。

「働けるのに働かず、家も無くうろついた者」?

心当たりが…。

日本一周の者達は、目的を持っているのでこの罪に当たることはないだろう。

であるから、今年の筆者は大丈夫である。

住居不定無職の皆さんにはこの法律に気を付けていただきたい。

くれぐれも、怪しまれるような格好はしないように。

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