なんで私たちの給料って安いの?

なぜ私たちの給料はこんなにも安いのだろう?

それにはどうやら二つの大きな理由があるようである。

・頑張っても給料は上がらない

・日本だから

この二つ。

じゃあ、それってどういうことやねん。


頑張っても頑張らなくても同じ給料

非喫煙者が、喫煙者はタバコ休憩してる分だけ働いてない、と文句を言うのはいつものことである。

気持ちは分かる、つまり彼らは「自分たちのほうが頑張ってる」と言いたいわけだ。

また、成果を出している人から見れば、成果を出さない奴と同じ給料なのは気に食わないはずだ。

しかし残念ながら、いま頑張っているかどうかは給料と関係ない。

同じように、いま成果を出しているか否かは給料と関係がない。

給料は「その人を作るのにかかるお金」で決まっている。

例を挙げよう。

コンビニのレジは普通の人間ならば誰にでもできる。

必要な資格は何もない。

従って、安月給である。

対して、弁護士になるための司法試験の受験資格を得るためには500万~1000万ほどのお金をかける人が多い。

医者になるには大学に6年間通わねばならないが、その費用は2000万以上がほとんどだ。

従って、彼らは高給取りとなる。

いま会社でともに働いている仲間たちは、ここまで来るのに恐らく皆同等の教育を受け、同じくらいのお金をかけてきている。

ゆえに会社から見ればその価値は同等であり、給料も同じで問題ないということになる。


日本だから

ごく簡単に説明する。

1.借金

日本が、国内の企業に対して大量の借金を抱えているのはご存知の通りである。

また、年金制度というものも国民個人に対する借金と同じである。

国民からお金を受け取り、後から増やして返すというのだから。

いま日本が苦しいのはもっぱらその借金のせいだ。

先日税金が上がったが、まだ足りないのでもっと上がるかもしれない。

あの手この手で給料から様々のお金が差し引かれることを考えると、手取りが少なくなるのは当然だ。

これは国が苦しいからお金を徴収しているのであって、「後年我々の役に立つ」というのはほぼ幻想である。

しかしもっと大きな問題が他にある。

2.格差社会

日本は金持ちには有利で、貧乏人には不利な国になりつつある。

というか、もうなっていて、これからさらにひどくなる。

なぜなら、貧乏人を豊かにしてあげるということは、まずは金持ちが自腹を切ることに始まるからである。

もし多くの金持ちがそれをしてくれれば、国の景気は上向き、結果的に金持ち自身の得にもなるが、誰もそれをやらない。

これについて「誰も自腹を切ろうとしない」と批判するのは容易だが、自分が同じように金持ちの立場に立てば、やることは同じだ。

だって、自腹を切ってからその効果が自分の利益に巡ってくるまでに何年(もしくは何十年)もかかるのだから。


貧乏コンボ

以上に加えて、貧乏と裕福の格差には以下のようなコンボが決まることが多い。

金が無い、と嘆く人に限ってパチンコに通い詰めているが、パチンコ店の社長は国内トップクラスの金持ちだ。

「自分はパチンコをやらないから」などと安心はできない。

ソーシャルゲーム(FGOに代表される)は現代版パチンコ(インターネットを介してお金を集めるシステム)であり、やはり制作会社は儲かっている。

タバコやお酒にも同じようなことが言える。

上流階級は貧民の生き血を啜って肥える。

この仕組みは遥か昔から今日に至るまで変わらない。

平安貴族は農耕地や農民を“所有”しており、そこから収穫される作物は全て所有者である貴族のものだった。

江戸時代には、農民は年貢を取り立てられた。

中世近世のヨーロッパでも、貴族というのは地主であり、農民に地代を払わせた。

現代では「君主」が「社長」に変わり、「年貢や地代」が「代金」に変わっただけである。

今と昔で違うのは、「タダで年貢を巻き上げられる」のではなく、「相応のサービスや財と引き換え」になったことだけだ。


どうしたらいい?

どうしようもないので諦めて寝た方がいいでしょう。

寝れば大抵の嫌なことは忘れられます。

それでも諦め切れない人は、海外に行くのは良い手かもしれない。

いま最も有望株の中国に行くには、様々の技術や経験が求められるだろうが、ワーホリでオーストラリアやニュージーランドに行くなら簡単で誰にでもできる。

給料を含めた待遇は日本とは比べ物にならないほど良い。

豪州に限らず、シンガポールに行った人もフランスに行った人も皆「日本には帰りたくない」という感想を残しているから、海外に行けそうな人はそうするのが得策である。

国内で足掻くなら、せめてものキャリアアップのために資格を取ったりするのがよい。

焼け石に水だが何もしないよりいい。

また、同じ安月給ならば好きなことを仕事にした方が幸せだ。

出来る限りやりたいことに近付けるように努力するのがいいだろう。


絶望させるような内容ですまないと思う。

しかし現実を見ないことには人生は始まらないから、今回はリアルを直視した。

現在は有効な解決策を見出そうと健闘中であるため、良い答えが見つかることを祈ってほしい。

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