アホ過ぎて高校留年したので、よく人に聞かれることをまとめた。
高校留年したらどうなる?学年最下位の末路
まずは基本情報。
僕は都内の普通科の私立高校で、2年次にいくつかの理由で留年した。(たしか学年最下位)
つまり2年生を2回やったのである。
高校は4年間通って普通に卒業した。
その後は大学に入学。
Q.留年が決まった時、どんな気持ちだった?
実は留年が決定する前から、留年の可能性には薄々気が付いていた。
(まあ、深夜アニメをリアルタイムで見まくって毎日昼頃に登校してたし多少はね?)
1年目の2年生(ややこしい)の前半では留年はイヤだなと思っていたが、後半に入るともう覚悟が決まっていたので、学校から「お前は留年だ」というお達しが来た時には既にやる気満々で、やったるでと思っていた。
普通に前向きだった。
Q.親はなんて?
両親ともに「高校も大学も絶対に卒業すべし!」と思っている人種のため、卒業のためには留年も辞さない、みたいな態度だった。
僕の方でも覚悟が決まっていたので、それを見て速攻でGOサインを出してくれた。
「もうやめちまえ」とは真逆の感じ。
恐らく僕が留年に対して逃げ腰だったらそれこそただでは済まなかったかもしれないが、むしろやる気満々だったので、留年については何一つ咎められなかった。
ちなみに留年するにあたって両親もろとも校長室に呼び出されたが、先生方に対してアホみたいに堂々とした態度の父を見て(やっぱ俺の親父やな)と思ったのを覚えている。
Q.入るクラスとかどんな感じ?
いやもう普通に新学年始まる時と同じ感じで、クラス表を見てそのクラスの指定された席に座るだけ。
ちなみに僕の学校は靴やジャージが入学年度ごとに色分けされていたのだが、新学年が始まる時にまだ新しい色の靴とかが届いてなかったので、3年生カラーの靴で2年生の教室に入った。
周りの人たちが気付いていたかどうかは分からないけど、多分気付いていたと思う。
遠くの席の人とかは気付いてなかったかも。
Q.どんな感じで過ごすの?
真っ先に留年生アピールしたが、それ以外は普通に過ごした。
とにかく留年を隠すつもりは微塵もなく、留年生だと理解してもらったうえでコミュニケーションを取ろうと考えていた。
初めはみんな距離を取るが、無害だと分かれば普通に接してくれる。
それでも元上級生ということもあってか、多少遠慮されることも多い。
ちなみに留年生アピールは新学年二日目の自己紹介で「2年生は2回目です、よろしく。」と言った。
その時は教室が静まり返った。
Q.いじめとか無いの?
無い。
とは言っても、まあまあ品の良い方の学校だったこともあって、そういう人がいなかっただけ。
荒れてる学校だとその限りではないかもしれない。
それでも一人くらいは馬鹿にしてくる人はいる。
でも実際にバカだからしょうがないと思った。
ちなみにその人と接する機会があった時にわざと優しく丁寧に接したら、それ以降二度と馬鹿にされることはなくなった。
Q.先生からはどんな反応?
良い意味でも悪い意味でもよくよく覚えてもらえた。(※悪い意味です)
もう卒業から何年も経ったが、未だに許されていない。(忘れられる権利)
留年後初めてのネイティブ英語の授業でクソ笑いながら「ちょwおまwwwマジで留年しとるしwwwwwワロタwww」とか英語で言ってきやがったあのネイティブスピーカー、マジで許さねえからなあ?!もう許せるぞオイ!(温厚)
Q.結果的に、留年はどうだった?
結論を言えば、留年は今までの人生で最高の経験のひとつである。
まずとにかく肝が据わった。
今の自分がこれほどまでに図太く生きていけるのは、完全に留年のおかげ。
留年という大失敗があったおかげで、高校の4年間を無駄なものだと思わずに済んでいる自分がいる。
それと鬼のようなコミュ力が身に付いた。
おかげでどこでも友達が作れる。
留年してなかったら、人生がマジでクソつまらない物になっていたと思う。
高校留年から、人生の道を大いに踏み外すことが出来た。(良くも悪くも)
Q.留年によるデメリットは?
個人的な意見だが、デメリットは特に無い。
メリットしかない。
まず話のネタになる。
高校で留年してるアホなんてそうそういないから、それだけで面白い。
大学に入ってから塾講師のアルバイトの面接に行った時、デカデカと「高校留年」と履歴書に書いてやって「高校で留年してます(ドヤ顔)」って言って面接に受かって晴れて塾講師になった。
どんなことでも考え方見せ方次第では良い方にも悪い方にも転ばせることが出来る、ということを理解できた。


その後
卒業したあとは普通に大学に入れた。
大学で年齢とかの話になった時に「あ、同い年!実は俺も1年浪人してるんだよ~!」とか言ってくる人が後を絶たないが、それが留年生の定めである。
「いや、俺は浪人してないから。高校で留年だから。」と言うと「あっ…」つってみんな固まる。
ただ僕の場合は落ちこぼれ全一なので、今度は大学を中退してしまった。
今は日本一周をしている。
人生いろいろだ。
最後に、留年しそうな人もしくは留年が決定した人に一言。
高校留年ぐらい屁でもないから、堂々と留年生活を楽しめばいいと思う。
ていうかこれを乗り越えられれば、高校卒業してからの人生超イージーモードだし。
そういうことだ。