大学をやめることを悩んでいる人へ、この記事を贈ります。
これを読んでいる人の中には、大学をやめたいと考えている人がたくさんいるでしょう。
そんなあなたが、大学をやめたいのにやめられない理由はなんでしょうか。
それは「恐怖」です。
そこには、まだ知らない恐怖があります。
まだやめてないので詳しいことは分からないけど、とにかく怖い。
なんとなく、怖い。
未知の領域へ踏み込んでいく怖さがあります。
ただ、そういう怖さの場合、知ってしまえばどうということもないことが多い。
今回は、大学中退経験者が、そんなあなたに「大学やめる」のリアルを伝えます。
追記:↓大学中退から一年が経過したので、改めて中退してみてどんな感じかを書きました。

大学やめて後悔したこと
答えはこうです。
大学をやめても、特に後悔はしない。
本気で大学をやめたいのなら。
大学をやめるとどうなるでしょうか?
そう、それまでにかけてきた学費や労力、時間が無駄になります。
もしあなたが今1年生なら、1年分か半期分は無駄になるでしょう。
もしあなたが2年生なら、2年分か1年と半期分無駄になります。
ちなみに僕は3年の最後にやめたので、まるまる3年分が無駄になりました。
大学にいた3年間で何も無かった、何もしなかったわけではないので、100%無駄ってことはありませんが。
まあ、どちらにせよだいたい無駄です。
ならば、この決断は、出来る限り早い方が良いですね。
さて、他に何が起こるでしょうか?
そうですね、学生証が剥奪されます。
ついでに学生という身分も剥奪されます。
あとは、高卒だと馬鹿にされるようになります。
以上です。
他には何にも起こりません。
本当です。
強いて言うなら、親が不機嫌になるくらいですかね。
「大学やめるのはヤバいこと」は幻想
現代日本人の多くが共通して持っている幻想があります。
大学やめたらヤバい。
大学やめるのはとんでもないこと。
大学やめたら仕事が無い。
ぶった切ります。
これら全て、幻想です。
大学やめたら仕事の無い世界なんて、そんなの世紀末です。
この世界のどれだけの人が、大学を卒業してると思ってるんですか?
大学を卒業する人間なんて、世の中のごく一部の人間だけです。
ただ、多くの人がこの幻想を抱いてしまうのは、仕方のないことでもあります。
僕たちのひとつ上の世代(我々の親とかの世代)は、まさしく学歴優先・学歴至上主義の世界、時代を生きてきたので、この思想はその世代の人間にとっては非常に信頼できるものであり、今でも根強い人気のある考え方です。
彼らの子供世代である僕たちにその思想がしっかりと受け継がれていても、それは当然のことと言えます。
しかしここで改めて言いますが、それらは全て単なる刷り込み、思い込みでした。
実際にやめてみて初めて、それが分かりました。
現代日本はもはや、学歴ではどうにもならない時代に突入してしまったんです。
もし、僕たちの親の世代が言うように「学歴や資格がモノを言う」のであれば、あなたの周りの人たち(もしくはあなた自身)は、今ほど苦しまずに済むはずです。
就活でもみんなここまで絶望してませんよ。
少なくとも、何十社受けても決まらない、なんてことはあり得ないでしょう。
そして何より、入社後には幸せな生活を送れているはずです。
現代日本において若い人みんなが「仕事ツラい」「仕事やめたい」「死にたい」なんて言っているのが、学歴や資格の価値が著しく低下していることの何よりの証拠です。
学歴や資格だけを信じてここまでやってきた人や、これから先もそうやって生きていく人は、やがて大きな絶望に飲み込まれることになります。
このことにいち早く気が付いて対策を考えておかねば、高学歴の人間だろうと誰だろうと、組織に使い倒されて廃人となること必至です。


大学やめても「普通は」後悔しない
親が、あなたの中退を止めようとするのはごく自然なことです。
その世代の人間は皆、学歴が幸せへの鍵だと信じて疑いません。
そして同時に、「高卒・中卒や大学中退は人生終了」とも信じています。
これはひどい思い込みです。
大学をやめたら待っている現実は、ただ「自分は大学をやめた」という事実だけです。
ただ「普通は」後悔しない、と書いたのは、要するにあれです。
本気で大学をやめたいわけではない人とか、前世代と同じように「大学やめたら人生お終いじゃん」という思想を持っている人とかが、一時の気の迷いで大学やめちゃったら、人生お終いかもしれない、ってことです。
僕は「大学やめたら自分のやるべき事にだけ時間を使えるから、やめる方がお得」とすら考えていましたので、問題ありません。
もしあなたが僕と同じ考えなら、大学をやめたとして、まず後悔は無いでしょう。
きっと清々するでしょうね。
もし「大学を卒業する意味なんてあるの?」「卒業しなくても良くない?」という思いがあるなら、それについてはこちらを読んで改めて考えてみてください。

これを読んでもなお「それでも今すぐに大学やめて何かに取り組みたい」と思えるなら、本当に大学やめても大丈夫だと思います。
というわけで、「大学やめたい」と思っているあなたがまず最初に考えるべきことは、
自分は本気で大学をやめたいのか?
これは一時の気の迷いではないのか?
というところです。
これをきちんと考えて正しい答えを出せるのなら、絶対にあなたの人生に悔いは残りませんよ。
↓正しい判断は難しいですが、答えを見つけやすくなる考え方をまとめました。

その他参考
【中退を考えている人へ】普通に考えて、大学は卒業した方がいい。