バイクで死なないために【危険】

バイクに乗ると、死が近づく。

最近、友人の一人がバイクに乗りたいと言っているので、僕は彼が心配だ。

そんな彼のためにも、バイクに乗り始めた人と、これからバイクに乗る人へ向けて、この記事を書きたい。


バイクはあなたを殺すかもしれない。

この事実を認識したうえで、以下のことを常に頭に留め置いてほしい。

・イライラしない

・焦らない

・攻撃しない

・雨天中止

・夜間禁止

・様々な危険と、最大の危険


イライラしない

バイクの運転において最も危険なことは何か?

それは間違いなく、イライラすることである。

気が立っている時にバイクに跨ってはいけない。

苛立ちは、あなたに危険運転を強く促す。

普段はしないようなスピードの出し過ぎや無理な追い越しを、平気でさせる。

その時、あなたは地獄を垣間見ることになる。

僕はイライラしながら運転したことで、走行中の転倒を経験したが、幸い軽い怪我で済んだ。

あなたには僕と同じ轍を踏まないでほしい。


焦らない

焦る気持ちも、上と同様に、あなたに危険運転を促す。

急いでいるからと言って、すり抜け等するのは以ての外である。

急がば回れ、安全運転こそが最速の走りと心得るとよい。

僕は焦ってすり抜けしたことで事故を起こし、余計に遅れたことがある。

僕の行為を愚かだと笑ってもらいたい。

そして、同じような愚かな行為を絶対にしないでいただきたい。


攻撃しない

公道を走っていれば、様々なドライバーに出会う。

後ろから激しく煽ってくるドライバーもいれば、無理な割り込みをしてくるドライバーもいる。

だからといって、彼らに対して攻撃を仕掛けないでほしい。

バイクは、公道において非常に立場の弱い乗り物だ。

四輪とバイクが接触すれば、バイクはひとたまりもない。

四輪は、その気になればバイクを容易に打ち倒すことが出来るのだ。

その事実を認めよう。

後ろから煽ってくるドライバーがいれば、左ウィンカーを出して減速し、道を譲ろう。

割り込んできた車は、甘んじて前に入れてあげよう。

道を譲れば、礼儀正しきドライバーから、ハザードの合図によって感謝の意を表されることもある。

人に優しい運転こそ、自分に優しい運転なのだ。


雨天中止

雨の中をバイクで走ることは到底勧められない。

雨に濡れた路面は大変滑りやすく、また、濡れたマンホールや白線は特に危険である。

雨具など着用しても防水性能が不十分であることが多く、体が濡れることで体力的にも厳しくなる。

また、ヘルメットに付く水滴によって視界も悪くなる。

雨天時の走行は中止するのがよい。

もし中止できないなら、スピードを通常よりも20キロ落として、細心の注意を払って運転してほしい。

あと、マンホールは必ず避けるように。


夜間禁止

夜間の走行は大変危険な行為と言える。

とりわけ山奥や森の中など、大自然の中での夜間走行は自殺行為と考えるべきだ。

山や森林には夜行性の動物たちがたくさん潜んでおり、夜間は活動が活発になる。

彼らは車のヘッドライトを見つけると、そこへ向けて飛び込んでくることがある。

キツネやタヌキでさえ、バイクでぶつかればただでは済まない。

そこへきて鹿と衝突すれば、我々は容易く病院送りとなる。

一説には、バイクが鹿とぶつかる時の衝撃は、バイク同士が正面衝突するのと同じほどの衝撃があるという。

また夜間の走行では、ヘッドライトに虫が寄ってくるため、バイクやヘルメットに虫が付きやすいことにも注意。


様々な危険と、最大の危険

・濃霧

視界が極端に悪くなる。僕の経験では、夜の美幌峠を走った時、雨と濃霧によって視界が5メートル程度になったことがある。ハイビームにすると完全にホワイトアウトして何も見えなくなるため、ロービームで走るしかない。目の前のカーブさえ見えず、生きた心地がしなかった。

・動物

山林を走り抜ける時、最も注意せねばならない。特に夜間は、道端の茂みを常に注視し、一瞬でもキラリと光るものが見えたらただちにブレーキをかけること。夜、茂みにキラリと光るのはキツネや鹿の眼だ。

・最大の危険「スピード」

バイクで最も怖いものは、雨でも動物でもない、スピードである。バイクに乗っていて「あっ」と思ったときには、既に手遅れだ。カーブでスピードを出し過ぎた者が死んでいく。スピードこそ、我々が最も恐れるべき凶器なのだ。「カーブちょっとキツめかな」と思ったら、すぐにスピードを落とそう。これで命を落とさずに済むんだ。大げさな話じゃない、これは全く現実だ。


バイクはとても楽しいけれど、それと同時にとても危険な乗り物だ。

そのことを一人でも多くの人に知ってほしい。

出来ることなら、友達が乗るのを止めたいくらいだが、僕にその権利はない。

せめて、以上のことを伝えて、安全を祈ろうと思う。

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