アマガミに学ぶ恋愛術。なぜギャルゲー主人公はモテるのか【変態紳士のモテ方に見る】

ある人物からこのような提案があった。

確かに、ギャルゲーの主人公はモテる、というかモテなかったらゲームにならない。

となれば、もしかしたら、そこから学べることがあるのではなかろうか。

そんな下らない思い付きに基づき、真面目に考えてみることにした。

アマガミの主人公はデフォルトで「橘純一(たちばなじゅんいち)」であるから、ここではその名前を使う。

まず、この橘という男には何かしらの、現実的なモテる要素があるのは間違いない。

「理由もなくモテまくる主人公」のギャルゲーが、これほどの名作として皆に受け入れられるはずもない。

そもそもアマガミは「本当に恋愛している気分になれる!」と評判のゲーム。

アマガミで初恋を済ませた、というオタクさえいるくらいだ。

そのことからも、アマガミには現実的に恋愛関係を発展させていくために欠かせない要素が多分に含まれているのは明らかである。

では、この「橘純一」を一緒に解剖していこうではないか。

橘純一は、素直。

ゲームプレイ済み、もしくはアニメ視聴済みの方は既に知っている通り、この男は「最強の変態紳士」の異名をとるトンデモスケベ野郎である。

なんでこんな紳士がモテんの?と思うオタクも多いだろうが、冷静に考えてみよう。

まず注目したいのは、この紳士、下心が全く下心になっていないことである。

彼の発言をいくつか例に挙げよう。

・「膝の裏でお願いします」(どこにキスしたいか聞かれて)

・「へそにキスをする!」(男らしいところを見せてみろと煽られて)

・「絢辻さんは勝負パンツって持ってるの?」

こういうことを考えるオタクがいたとしても、発言するオタクはまずいないであろう。

ここには彼の素直で正直な一面が表れているし、正味の話、ここまで堂々と発言出来るならむしろ、男らしいとさえ言える。

最も注目すべきは、言うタイミングの良さであろう。

彼は何も、最初からこのような紳士的発言ばかりを繰り返すのではない。

知り合ってすぐの段階ではここまで大胆には出ず、会話イベントなどでみっちりと好感度上げを済ませて親交を深めたうえで、以上のような社交辞令を申し上げている。

つまり、これらの行動は「単なる変態的発言・行動」ではなく、「関係を一段階進めるための儀式的行動」と見るべきである。

機を捉えた大胆な発言と行動によって、いわゆる友達止まりになることを防ぎ、新たなステージへと進む、と云う紳士的な策略だ。

オタクの皆さんも、機会があれば是非一度「勝負パンツって持ってるの?」と質問してみよう。

きっと、ぶん殴られるはずだ。

橘純一は、標準的。

橘は、至って普通の男である。

それがどうした、などと言わずにいま一度吟味していただきたい。

早い話が「シンプル・イズ・ベスト」で、モテようと思うなら変に目立とうとか考えてはいけない。

男が金髪や茶髪の女性より、あえて手付かずの黒髪の女性に惹かれるのと似ている。

主人公である橘は見た目についてはthe普通であり、普段の生活も普通、性癖もまあ、普通の変態である。

だが、それがいいのだ。

「金髪はちょっと…」と敬遠する人はいても、「普通な黒髪短髪はちょっと…」と思う女性はいないはずだ。

同様に、あらゆる面において、普通であることは「トゲが無い」「おかしなところや変なところが無い」「悪目立ちしない」と大きなプラスにこそならないが、マイナス点が付くことがない。

このように見ると「普通であること」はすなわち「オールマイティ」であり、ほぼ誰にでも対応できる。

と同時に、プレーンであればこそ、相手が求めることに対しても柔軟に適応することが出来よう。

これを見ているオタクはまず、その阿良々木暦ヘアーをばっさり切り落とし、金髪・茶髪をやめて、狐のお面を外そう。

橘を見習い、見た目ではなく、中身で個性を出すのだ。

橘純一は、お節介。

この男、非常にお節介な奴である。

お節介なのは単にウザいばかりかと思ったら、意外とそうでもない。

裏返してみると、それは優しさと頑固さでもある。

橘は頑固一徹、人に優しいのである。

彼はそのお節介な性格から、関わったあらゆる攻略対象の個人的問題に立ち入っては、ことごとく解決してきた経緯を持つ。

お節介は一歩間違えればウザいし、余計なお世話であるが、紙一重で、献身的でもあるのだ。

実際にお節介を焼いてヒロインから煙たがられるシーンは多いが、そうやって問題を解決した先には、好感度を爆上げするイベントが待っている。

「お節介になれ」とか、無暗に「相談に乗れ」などと適当なことは言えないが、少なくとも、仲の良い人が困っている時には助けてあげよう。(男女関係なく)

橘純一は、コミュ力の鬼。

実際のところ、これが9割と考えてよかろう。

橘はコミュ力の化け物である。

会話イベントはギャルゲの根底であり、休み時間ごとに高頻度で発生する。

紳士・橘はこの会話イベントにおいて、毎度手を変え品を変え様々な話題を持ち出してヒロインを楽しませている。

さらに特筆すべきは、純一がすこぶる聞き上手であることだ。

女性は時に、ただひたすらに相槌を打って話を聞いてくれることを、男に求める。

さすがに紳士の橘は、この辺の会話での駆け引きが実にうまい。

聞く時は聞くし喋る時は喋る、そして相手の身の上話を引き出す巧妙な質問の出し方にも舌を巻くものがある。

人は必ずコミュニケーションによって信頼関係を築くが、その大半は「会話」によるものだ。

そして、信頼の無いところには、恋も愛も変態も無いもんだ。

オタクである皆さんのコミュ力はどんな感じだろうか。

あ、ふーん。(察し)

…ダメみたいですね。(諦観)

結論。

オタクに恋は難しい。

以上。

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